Androidのイノベーション

Android勉強会にて、イノベーションというキーワードがホットなので書いてみる。

これは僕がソフトハウス(業務アプリ中心)にいたときの経験だが、何か新しいことをやろうとアイデアを出し合ってみると、人に近いところでのサービス提供が難しいパターンがよくあった。それは、ハードウェアに近いところが皆苦手だったとうだけかもしれないが、この部分でアイデアが途切れるのだ。

よほど自信があって、これでビジネスできるアイデアであれば時間とお金をかけてやればいいのだが、「単に作ってみたい」という衝動からくるアイデアがほとんどなので、そんなに最初っから本気になれない。最終的に、ハードウェア(PCぐらいはいいけれど)が絡むサービスに関するアイデアは捨てられるようになった。業務アプリ系と組み込み系の壁をさらに厚くなる。

このような壁をAndroidが取り払って(というかなかったことにして)くれるようなことを、2008-06-16 - ソフトウェアスペシャリストへの道のエントリで書いたが、このエントリのベン図(の下の図)でいうところのAND領域にこそ、イノベーションが生まれるホットな領域なのだと思う。

僕のような組み込み初心者の方は想像してほしい。まるで、マッシュアップの1コンポーネントのようにデバイス(カメラとか指紋認証とか)が利用できるようになったら、また違った世界観が生まれそうな気がしないか。これがAndroidのローカルなマッシュアップの目指すところなのではないか。