ロバストネス分析の目的

以前からずっとロバストネス分析の目的というか意味について、懐疑的な意見を持っていましたが、最近あらためて考えてみると、結構役立つ分析手法かなと思ったのでメモしておきます。

これまでは、せいぜい画面やテーブルの漏れなどがないかを分析するために利用していましたが、そもそもこの考えは、「エンティティは、テーブル(レコードというべきか)である」という勘違いからはじまっていたのではないかと自己分析しています。

実は、エンティティは単なるデータではなく、メソッドも持ち合わせるドメインモデルであると考えるのが正しいのです。となると、概念モデリングによって抽出したオブジェクトがエンティティに、そして、ユースケース分析で抽出したユースケースがコントロールマッピングすると、概念モデルでは表せないエンティティ間の関連とユースケースがどのような画面を通してどのように機能させるのかを大まかに分析できるのです。大まかですが、早い段階での分析としては、とても意味があるものだと思いました。

これが本当に正しい理解なのかどうかは、また気づいたときに考えることにしよう。合っているか間違っているかはさておき、自分の考え方に筋を通せて気持がよくなった。