JBoss4.2.2 クラスタリングの基礎
JBossでクラスタリングを実現するのは非常に簡単で、デフォルトではallを指定して実行するとASインスタンス(ノード)がローカルエリアのノードを自動検出してくれます。
run.sh -c all
JBossでは、複数ノードを論理的にまとめたクラスタの単位をパーティションと呼びます。また、実際には「ASインスタンス=ノード」ではなく、ASインスタンスを一つ立ち上げると次の4つのチャネル毎にMBeanサービスが作成されるようです。
- HAパーティション
- セッションレプリケーション(HTTP sessions)
- SFSBレプリケーション(EJB3 session beans)
- Entityレプリケーション(EJB3 entity beans)
HAパーティションは、一番の親玉で主にクラスタメンバの管理や、外部からのリクエスト受付などを行うコアサービスです。また、EJB2のSFSBやEntityの管理もHAパーティションがやるようですが、今時、EJB2を使うことはないでしょうから問題になることはないでしょう。